この可笑しくも葱くさい世界

最近　漫画をドカ買いしたんですけど、どれもなかなかオススメでしたので紹介。


『群青学舎』
これはもう、文学と漫画と芸術の狭間というかなんというか。
巻を重ねるごとに深みが増している気がする。
オムニバス形式の短編集（長編やシリーズものもあったり）なんですが、
作品全体に漂う空気が本当に見事です。
大人の漫画、といった感じかな。どのお話も愛しい。
読むごとに味が出るのです。

『放課後オレンジ』
華ちゃんに薦められて購入。
バリバリの少女漫画ですが、中学の陸上部が舞台とあってそんなにエロエロしてない。
あ、掲載紙が小コミってことを念頭においての発言ですよ。
とりあえず王道王道また王道。
画力が不安定なのが惜しいけれど、なかなか楽しめます。
表紙の青春くささが良いなあと。
身長差カップル（女の方が２０㎝高い）ということで、堂郁変換でも　もゆる。
なんとなく図書館戦争に似た匂いがするのですよ。主人公カプ。初期設定とかかなり…
ただ……ヒロインが……だんだん可愛くなくなっていく…………わがままﾀﾞ
二人の間で揺れ動く姿とか、少女漫画の定石ですけど、あんまり好きじゃない。
読みながら「この糞ビッチ！」とか叫び出してしまう。ｻｲﾃｲｽｷﾞﾙ
だってほら当て馬って切なくないですか？

『悪魔とドルチェ』
だいすきな鈴木ジュリエッタ先生の作品。
投稿作品の『朝が来る』（だったかな？）から惹かれてましたその作風。
友達のいない女子高生兼見習い魔女のマユリが、ひょんなことから
上級悪魔のベルゼビュートを呼び出して云々という、王道ラブコメ。
悪魔はお菓子と引き替えに願いを叶えてくれるという設定なので、
可愛いスイーツがいっぱいですよ。
呪文とか画面とか、『カラクリオデット』と同時進行で連載なさっていたせいか
結構テキトウな部分も目立つけれど……おもすれえ
花ゆめ系は恋愛の進行がゆっくりでいいなあと思う。のろのろらぶ。
くっついてからより、付き合う前にちちくりあってる男女の方が好きです。
曖昧な関係というのか。ときめきませんか。
「なんだよこいつら付き合ってもないくせにイチャイチャと！」みたいな（歓喜
おとぎチックで雰囲気のある漫画です。ｽｷｯ
さり気無くマユリだいすきなビュートかわええ。


思えば私の好きなカプって本当に…なんというか…淡泊そうに見えて
実はイチャコラしてそうなのが多い気がしてきたぞ。
ある種のツンデレ的な！うわ！
告白とかより前の時期がいいんだよなあ…お互い気にしてますみたいな
それか一足とばしに夫婦みたいな雰囲気かもしてたりね。
ネウヤコとかも、多分くっついたら冷めるんじゃないだろうか。
微妙な関係って良いと思うよ。

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