この可笑しくも葱くさい世界

前に投稿した記事と若干の齟齬がありますが、
ブルーレイ版について個人的な感想を書くよ。

amazonのレビューにもありますが、
テロップはめちゃくちゃクッキリしてます。
（映像特典のテロップはすこしジャギジャギしてますが）
私はＤＶＤ版をレンタルで視聴したので、
画質に関しての明確な比較はできないのですが
ノエインは時空を行き来する作品であり、回想シーンや
夢とも現ともとれる（というと御幣があるか）場面が多いんですよね。
そんな話の性質上、全体的に
ソフトフォーカスがかった演出がなされています。

そのためか、「うわっすげえ綺麗になってる！」という感動はないかも。
（ＯＰとＥＤのテロップには驚いたけど）
でもちょいちょい「黒がくっきりしてるなあ」と感じる部分もありますし
細部の潰れなどは改善されてるんじゃないかと思います。
ウロボロスの輪なんかのＣＧは違いがわかりやすいかもしれない。
無数に枝分かれする未来を表した解説シーンのハルカは
ちっこいながら顔まで描きこまれているのがわかりますし。
ただ肝心の人物（通常場面）がぼやっとしてるのでね…
うちのテレビは音質重視なので、音は迫力ありました。ＢＧＭいいよね。

ちなみにメニュー画面。
ノエインらしくとてもシンプル。
映像特典は大きな括りでしか分けられていないので、
（例えば『函館紀行』なら全３回がひとまとめ）
小分けに観たいひとにはちょっと面倒かな。
一枚のディスクにかなりの話数が入っているのは嬉しかった。
いちいち取り替える手間がなくてぶっ続け視聴が可能です。
まあ、そのせいで画質が落ちたのか？とも考えたけどどうなんだろね。

２００５年制作品ですし、限界はあるかと思うんですが
『最新鋭の技術でリマスター』等と謳っていたぶん
期待しすぎると裏切られるかも。
ずぶの素人なわたしとしては充分楽しめています。

ブックレットも簡素なつくりですけど、
監督のインタビューや世界観（初期の企画より）解説など
面白い記事が掲載されています。
しかしキャラに対する監督のコメント、イサミ兄にはあって
カラスにはなしという…。笑ってしまったよ。
大部分はイラストが占めてます。
キャラの設定画、美術・イメージボード、レイアウト修正集など。
ちなみに同梱のサントラ二枚のブックレットはなし。
紙一枚にぺろっと収録曲がまとめられています。なのでなくすと大変。

どのディスクにどの話が入っているかがわかりにくいなど
シンプルゆえにちょっと勝手が悪い点もありますが
わたしのようにＤＶＤで揃えていない人なら損はしないかと。

わっかりにくいまとめだな！
ちょっとでも参考になれば嬉しいです。

[0回]