この可笑しくも葱くさい世界

この時期って色々　悩むことがあると思うのですが、
誰かに相談しようかなと考える度に脳裏を掠める事がありまして。

中学２年生の時に、人間関係がちょっとゴタついていて
イライラというか何というか、モヤモヤしていた当時のワタシは
ある新しい友人に愚痴を吐露したんです。確か
「なんかさー、悩みをうち明けたときに親身になって聞く訳でもなく
『それなら未だいいじゃん、あたしなんて～だよ！？』とか言う子いるじゃんね
　ああいう態度ってどうかと思うの。
　自分が一番ツライみたいな、悲劇のヒロインになりきって陶酔してて」
というような感じの事を。
いるじゃないですか、さも自慢のように自分の境遇をひけらかして
同情を誘おうというのか、特別な立場を見せ付けたいというのか・・・
まあ、そういうの大嫌いなんですけども、私は。
思っても口に出すな。まずは相手の苦しさを聞いてやれと思う。
それから意見や体験を述べるべきじゃないんでしょうか。

ちょっとズレましたけども、とにかくそう話したら
その子は鼻で軽く笑って

「ハッ、くっだんねー」

って言ったんですよ。そんなくだらないことで悩んでるのかお前って。
私は相手を思想的に尊敬していて、まあ穿った見方もするけれど
周りの友達の中でも大人びた考えを持った子だと思って信頼していたので
それはもうショックを受けて、同時に激しく苛立ちました。
絶対に賛同してくれるだろうと期待していたんでしょうね。
で、余りに腹が立ったのでしばらく口聞かなかったんですけど。（ｻｲﾃｰ!

今になってみれば、確かにその通りだなと。
過ぎたことって「なんでこの程度であんな悩んでたんだ？」って思えてしまう。
それに何より、他人に理解を得ようとすることは無意味に近いとも。
もちろん同調してくれる人や、心から力になってくれる方もいますが
結局　最も気持ちを判っているのは自分自身であって
その想いを在るがまま的確に他者へ伝えることは困難を極めます。
その人の本当の考えなんて、他人には判りません。
言ってみて、逆に判って貰えず突き放される時だってあるし。
本当の理解者は自分。敵とは言わないまでも、他人は
客観的位置においての味方以上には　なりえない。

だからそう考えると、どうにも相談なんて出来ないんです。
相談を受ける側になるのは好きです。
その人の内まで理解した様な隙ない味方にはなれないけど、
外側で指針を共に考えるくらいの人にはなりたい。
よって私は底の底までは　他人に吐き出さない。
底と言ってもたかが知れているケドモ！
そんな状態に満足してるけどね＾＾＾

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