この可笑しくも葱くさい世界

今日は体育でテニスをやりました。

何故だか、５本ノックをやらされました。

友人二人に。

いやもうあれは友人じゃない鬼コーチだよいいや違う………鬼でした。

休む間もなく二方向から浴びせられるボール。

そこでがむしゃらにラケットを振り回してみました。

正直やけくそでした。



ガ、ボスッ！！




不可思議な音と共に、凄まじい勢いで飛んできていたボールは忽然と姿を眩ませたのです。



ボールが………き………消えた！？




目を疑うワタシ。


そして友人らは、震える指先で　静かに私の握るものを指さしたのです。




ラケットの、グリップと面の間に穿たれた三角▽の穴。




そこにしっかと、ボールが　はめ込まれているではありませんか。






ミラクル三井。





更にその後も、ダブルスの試合では二回もボールを顔に受け

（一回はオデコど真ん中、一回は右耳をビュゴワッとぶつかり抜けていった）

しかも悉く、いっそ潔いまでにスカる珍プレーの数々を披露。


危うく伝説になりかけた。嫌な伝説に。



因みに絵日記のイラスト、明らかに何かヤバイですけど一応ラケット。
と、どう見ても穴に入らないよなというデカさのボール。
画力なんてなくたって、運動が出来なくたって、生きていけるんですね。

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